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2012年大河ドラマ「平清盛」

2012年の大河ドラマが平清盛に決まったということが、NHKから発表されました

平家を語る私にとっては、本当に嬉しいことで、素晴らしい大河ドラマになればと思います

2012年は大河ドラマ50年の年で、節目の年に「平清盛」が選ばれたのは、これもまた嬉しいことです。平清盛公の魅力を余すところなく伝え、今の時代に求められているものを清盛公の生涯を通して、多くの人に伝えていただければと思います

平清盛公は決してスーパースターではないし、英雄というわけでもありません。家族、一門を愛し、いい父親で優しいおじいちゃんで、喜怒哀楽も激しくて、家臣たちにも優しく、本当に人間くさい人物だと思います

若い時には、武士であることから蔑まれ、保元、平治の二つの乱を勝ち抜き、あちらこちらに気配りをして、武家でありながら、清盛しかいないと多くの公家に思わせ、出世を重ね、人臣最高の位太政大臣にまで登りつめました

大病をするとすべてを捨てて出家し、朝廷に出仕している重盛始め一門に政治は任せて、自分はまるで第二の人生を送るかのように、福原(現在の神戸)に隠棲。死を乗り越えた清盛公は強かった。ここから夢を追い続けます

経済の面では日宋貿易を軌道に乗せるべく大輪田の泊、音戸の瀬戸の整備、既存の寺院勢力に対抗するべく厳島神社を造営、一門に英才教育を施し朝廷の中での基盤を確保することに努めさす

ただ、清盛の夢に時代がついてこれなかった。清盛の目は海外に向いており、国内の整備が遅れいた。坂東武者の心をつかむまでには至らなかった。国が豊かになる前に、反対勢力が急成長

晩年は戦いの日々になってしまいました。嫡子重盛に先立たれ、命を助けた頼朝にも裏切られ、清盛公の夢半ばで、現実に向き合わなければなりませんでした。南都を焼き討ちし、後白河法皇を幽閉、平氏政権を樹立するも、清盛公の命のともし火は消えかかっていました

清盛公は一門の行く末を思いながら、あとは一門がしっかり結束し、反乱軍を打ち破ると信じて、六十四年の生涯を閉じました

私の一番愛している平清盛公、多くの人に清盛公の人間的魅力が伝わればと思います

努力の人平清盛、家族を愛した清盛、武人として清盛、政治家としての清盛、経済通の清盛、孫の安徳天皇成長を誰も喜んだおじいちゃん清盛、息子の死を誰より悲しむ清盛、失敗を悔やむ息子重衡を庇う清盛、たくさんの魅力のつまった人間平清盛が私は大好きです

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