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平家家族至上主義

平家一門は最期まで多くの一門が運命を供にしました。諸説あるものの、これだけの一門が苦楽をともにして、とくに都落ちをした後の辛い苦難の時をともにしたということは本当に凄いことだと思います。今のように交通手段も便利ではない時代に、船と徒歩だけで、京都、九州、四国、壇ノ浦と移動し、婦女子も運命をともにしていたというのは、平家が突出して家族を大事にしていた証でもあります。

この平家の家族至上主義は歴史上でも珍しく、保元、平治の乱、武士の身分の辛い境遇を味わった平清盛が、理想の環境を目指して、それを弟や子供たちが実現して言ったと思います

日本では、核家族化進んでいますが、日曜の夜6時からは「ちびまるこちゃん」「サザエさん」が放送されています。家族で一緒のテレビを見る一番良い時間帯にこのアニメが放送されているのにはわけがあると思います。ちびまるこちゃんの家も、サザエさんの家も食卓をおじいさん、おばあさんも一緒に大勢で囲んで食事をします。一方、テレビを見ている側はというと、良くて両親と子供だけというのがほとんどではないでしょうか。ではなぜ、この番組は長寿で視聴率もいいのか。そこには、日本人の愛すべき、理想とすべき家族像が描かれているからだと思います

このアニメを見ると少なからず、安心感を覚えるはずです。そこには憧憬があるのだと思います。できないけれども、家族で食卓を囲んでいる、一家団欒の絵、これが日本人の心のよりどころ、安らぎの空間でもあるのだと思います。

その一門団欒を地でいったのが平家一門なのだと思います。平家一門は歴史の上では敗者ですが、日本人の無常観や家族観といったものを何より最初に日本人に問題提起し、日本人の心に深く焼き付けたのは、平家一門であったのだと思います。

私はこのような温かい、心優しい平家一門が大好きです

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